様々な材料の表面処理・改質。従来接着や印刷が難しかった基材の表面を画期的に改善 【表面改質装置 『シリコーター』】

シリコーターについて

様々な材料の表面処理、表面改質を行います。

Silicoaterとは基材上に非結晶ケイ酸塩層を燃焼により化学蒸着する技術です。 有機シリコン化合物がガスフレーム炎中で酸化還元反応され、生成された物質が基材表面上に 薄膜(3〜40nm)を形成し、非常に強い接着コーティングをもつ非結晶ケイ酸塩として蒸着されます。

処理後の効果

ケイ酸塩層は
 ◆ 表面エネルギーの活性化
 ◆ 親水性の向上
 ◆ 化学反応膜の形成
の性質により、接着力を高めます。


原理・特長

従来接着や印刷が難しかった基材の表面を画期的に改善します。

有機シリコン化合物を火炎と共に基材表面に吹き付け、基材の表面に1〜100ナノの非結晶ケイ酸塩層を蒸着する設備で、従来接着や印刷が難しかった基材の表面を画期的に改善します。

原子間顕微鏡で測定したシリコンウエハー上に蒸着されたシリコーター層

非結晶ケイ酸塩層表面上に存在する多数のSi-OH(シラノール基)は、次工程での各種プロセスを容易にします。プライマーとの接着力も向上する為、様々な有機的なコーティングに対応可能となります。


効果

【1】 各基材のシリコーター処理あり・なしの比較

 『SUS材』 及び 『PP材』 の半面をシリコーターにて処理し、表面に霧をかけた際の写真です。
SUS材への半面処理 PP材への半面処理

シリコーターによる接着性改良効果は、引っ掻き試験と浸食試験で確認できます。
ラッカー塗料を基材に塗布し、切り傷を入れて浸食試験を行うと、左図の通り未処理の基材では塗膜層に浸食しますが、処理基材では塗料が基材と強固に密着しており、剥離しません。

【2】 濡れ評価試薬による親水性の比較

 基材表面に非結晶ケイ酸塩層を蒸着した表面の濡れ性評価試薬による試験結果
材質
ガラス
PP
HDPE
ステンレス
アルミ
未処理
35 程度
40 程度
38 程度
34 程度
40 程度
コロナ処理
35 程度
46 程度
46 程度
34 程度
40 程度
フレーム処理
35 程度
52 程度
52 程度
34 程度
40 程度
シリコーター処理
73 以上
73 以上
73 以上
73 以上
73 以上

用途範囲

接着関連の用途例

・ PPとウレタンフォームのプライマーレス接着
・ SUSとシリコンゴムのプライマーレス接着
・ PCとシリコンゴムの接着
・ 金属とゴムの接着

塗装関連の用途例

・ ガラスへの塗装(UV塗装、熱硬化塗装)
・ オレフィン系材質へのプライマーレス塗装
・ 金属へのUV塗装
・ シリコンゴムへの水性ウレタン塗装
・ オレフィン系材質へのへの水性塗装

印刷関連の用途例

・ 金属(SUS、Al、メッキ板)へのデジタル印刷
・ ガラスへのデジタル印刷
・ エラストマーへの印刷
・ オレフィン系材質への印刷


他社製品との比較

設備の心臓部である有機シリコン化合物の定量供給機を供給量の精密コントロールが可能なドイツSURA社製品を採用しています。

有機シリコン化合物をバーナーに供給する前に、燃焼ガスと空気との混合機を設けることで、均一な蒸着が可能です。



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表面改質装置

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